心を軽くして生きる
とある和尚さんの話しです。
おいしそうな鰻屋さんの前を通った時に
うまそうな匂いだな~と和尚さんが言ったので
お寺に返ってから
弟子が 和尚さんに食べ物に欲を出すなんて
師の立場としてどうなのか?
と、問いただしたそうです。
その時、和尚さんはこう言ったそう。
お前はまだそんな事を言っているのか?
私はそんな思いはその場で捨ててきたぞ。
と。
怒りや、悲しみも同じではないでしょうか?
腹が立ち怒る事も、辛い事があって悲しむ事も
悪くはないのです。
ただ、その思いを ダラダラと持ち続ける事で
人生を無駄にしてしまう事もあるという事です。
又、人に褒められて良い気分になるのは
その場だけで良く、
その思いを持ち続ける事で有頂天になり
大事な事が見えなくなる事だってあるのです。
感情に良いも悪いもないけれど
その感情に執着し続けると
穏やかな心から遠ざかってしまうのです。
人の心も、人への想いも
常に変化し続けるもの。
好きだった人を嫌いになったり
嫌いだった人を好きになる事もあるのです。
思いに執着する必要はいのです。
感情は感じ切ったらその場で
捨てていきましょう。
それが心を軽くして生きるコツなのです。
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