仏教的 快楽主義
ヘレニズム期の思想には
●幸せとは金や物質的な贅沢は無縁である
物を持つと執着するから全てを放棄するというキュニコス派(犬儒派)
●自然と調和して生きる事を理想とし、人間にとっての自然とは理性であり、
理性に反する情念を抑制する禁欲主義のストア派
●幸福とは快楽。肉体の快楽ではなく、魂の平安を求める快楽主義を説くエピロクス派
という、
無為自然、禁欲主義、快楽主義があり、
エプロクス派の快楽主義は一番仏教に近い考え方をしています。
仏教では暑さ寒さに苦しまないで
幸せに生きましょうと説いています。
エアコンやストーブなどに
頼った生活を推奨している訳ではありません。
人は好きな事に夢中な時は、
暑さや寒さが気にならないものです。
スキーが好きな人は
寒さも気にならないでしょうし、
野球が好きな人は
暑さも気にせず、練習するものです。
暑さ、寒さを辛く感じるなら、
今、自分がしている事は夢中になれない。
楽しんで出来ていないという事です。
もし、暑さ寒さに苦しむなら、
それが気にならない位の仕事や趣味を
持って楽しく生きる道を探しましょうと
お釈迦様は説いているのです。
あなたが今、辛い状況にいるのなら
あなたが幸せに生きる事が出来るのが
どんな場所なのかを考えてみましょう。
幸せの定義は人それぞれで、
それは自分にしかわかりません。
だから、その場所を
自分で見つけていく事が大事なのです。
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