空海さんの人生相談
私自身、子供の時から相談に乗る事が多く、社会人になってからも親のような年代から子供のような年代の方から相談を受けてきました。
インド占星術というお仕事をするようになって、鑑定結果を伝えるだけではなく
悩みがある人からの鑑定は心の持ち方について考え方をアドバイスさせて頂く事もあります。
でも、そのアドバイスは良かったのか、もっと他に良い方法があったのか?
と考える事が多々あります。
そんな時、空海さんの人生相談がとても人情味が溢れていたという話しを聞いたので 本を読んでみました。
◆上役との関係に悩む相談者へ
上役の事を思ってアドバイスをしているのに、逆に憎まれてしまうという悩みについて。
上役の言うとおりにして身の保身を選ぶ者もいるけれど、正義を貫く人は上役に憎まれようと悪業をやめさせ、善行に導こうとするでしょう。どちらを選ぶのも自分次第ですが、
思い切って上役に仕えてみて下さい。それでも上役の態度が変わらないようならば、
お互いの損失になるので思い切って身を引きましょう。
もし、職務から離れれない状況ならば病気を理由にしてそこから離れると良いでしょう。
やるだけの事をやって変わらないのなら、離れても良いのですよという空海さん。
◆体調を崩した修行層へ
あなたの事を心配しています。体調が悪い時に長い期間の苦行はよくありません。
宿舎に戻って体調を整えてから、修行を再開して下さい。
頭痛や舌のただれは熱のある印なので、呼吸法を活かすと治りが早いでしょう。
体温が安定しない時は生姜と味噌汁を飲みなさい。
病気の治し方、まずは体を大事にする事を伝える空海さん。
◆病に苦しむ天皇へ
お経を上げ、真言を唱え続け、護摩炊きをし、仏陀の加護を願っても、
効果が現れないのは私の努力が足りないのかと肝が爛れる思いです。
祈りを込めた水を送りますので、薬と一緒に飲んで下さい。
薬と一緒に祈りの水を飲むようにという常識的なアドバイスをする空海さん。
仏陀も空海も神がかった特別な人というイメージがあったのですが、
アドバイスは人間ぽくて温かみを感じるものです。
実際に 難しく思われる仏教も学んでみると、当たり前の事しか書かれていないのです。
と同時にそんな当たり前に考え方、行動が出来ていないという自分を知る事になります。
時に自分の愚かさを恥ずかしく思うような事もありますが、
その事実を受け入れて考え方を少し変えてみるだけで世界が変わっていきます。
自我を薄くしていく事で宿命に翻弄されずに
自由な心で生きていく事が出来るものなのです。
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